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お悩み解決!入れ歯サポート 歯科医の入れ歯アドバイス
きちんと自分に合っている入れ歯を使っているかどうか、上手に正しく入れ歯を使えているかどうかで、健康や生活の快適度が変わります。ぜひ、入れ歯と上手に付き合っていきましょう。
入れ歯は体の一部に代わるもの
歯を失うことによって、好きな物が食べられなくなったり、人前で口を開けるのが恥ずかしくなったり、外出もしたくなってしまう場合があります。しかし、もしむし歯や歯周病で多くの歯を失ってしまったとしても、入れ歯で歯をしっかりと補うことによって、
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- 食べ物が何でも食べられる
- しっかりと栄養を
摂ることができる
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- 発音が明瞭になる
- 人とコミュニケーションを
取ることが楽しくなる
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- 顔貌が維持できる
- 自信が出て、
外に出るのが楽しくなる
毎日のお手入れをきちんとして、歯科医師による定期的なメンテナンスを受けながら入れ歯を快適に使用したいものです。
作った直後の入れ歯は多くの場合、違和感を覚えます。しばらく使ってみながら、歯科医師とともにきちんと合うように微調整をしていきましょう。次第に違和感が少なくなり、しっかり噛めるようになり、言葉も明瞭に発することができるようになります。
また、加齢とともに、だ液の量は減少します。お口の中が乾燥すると細菌が繁殖しやすくなり、入れ歯はもちろんのこと、歯や舌の上にも細菌が巣をつくり、口臭が強くなります。口臭を防ぐためにも入れ歯のお手入れを毎日きちんとして、残っている歯もきちんと磨くことで、お口の中を清潔に保ちましょう。
自分の歯はきちんと磨く
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歯と歯肉の間の汚れは、歯ブラシを斜めに当ててかき出します。
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歯と歯の間は、隙間の大きさに合わせたサイズの歯間ブラシで磨きます。
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歯ブラシが届かない歯と歯の間は、デンタルフロスや糸ようじを使って汚れをかき出します。
入れ歯はしっかりお手入れ
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夜寝る前は入れ歯をはずします。流水の下でかすを取り、ヌルヌル感がなくなるまで入れ歯専用ブラシでこすりながら洗い流します。入れ歯は落とすと壊れやすいので、水をはった上で行い、研磨剤入りの歯磨き粉はキズがつきやすいので使用しないでください。必ず入れ歯専用の洗浄剤とブラシを使用しましょう。
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入れ歯の保管容器に水をはり、入れ歯と入れ歯洗浄剤を入れます。
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翌朝使用するときには、洗浄液をしっかりと流水で流してください。
シオノギヘルスケア
『しっかり食べて「フレイル」にならずに健康に過ごす本』より
監修:歯科医師 山本清夏先生