特集05-11月
筋肉のこりをほぐしてグッドコンディション
トリガーゾーン・セルフケア
トリガーゾーン。
耳慣れない言葉ですが、要は筋肉のこりの”芯”となる場所のこと。
筋肉のこりをそのままにしておくと頭痛や生理痛、お肌のくすみなどさまざまなトラブルの原因に。
そこで今回はトリガーゾーンの簡単なケア法をご紹介。
たかが筋肉のこり、と軽視せずしっかりとほぐしてグッドコンディションを保ちましょう。
不調の引き金となるトリガーゾーンって?
ではなぜ、トリガーゾーンが不調の引き金となるのでしょう。筋肉の「こり」とは、筋肉が緊張して血管が収縮し、筋肉の中に疲労物質がたまった状態。「こり」が長く続くと、その部分の血管やリンパ管が圧迫され、血液やリンパ液の流れが滞ってしまいます。血液は酸素や栄養素を運び、リンパはからだの中の余分な水分や老廃物を運んでいますが、流れが悪くなることで、どちらのはたらきも低下。筋肉細胞に運ばれるはずの酸素や栄養素が充分に行き渡らなくなり、余分な水分や老廃物がたまりやすくなります。その結果、内臓などの器官がうまく機能しなくなり、さまざまな不調を招きやすくなるのです。また「こり」のある部分は代謝が悪くなるため、皮下脂肪がつきやすくなり、肥満やたるみへとつながってしまいます。
筋肉がこるとどんなトラブルを招くの?
トリガーゾーンをケアして不調を解消
[トリガーゾーンのケアのポイント]
・ 固くなった筋肉をやさしくマッサージする感じで、あまり強弱をつけず、一定の力で30秒ほど押して、こりをもみほぐす
・ 顔などデリケートな部分をもむときは、あまり負荷をかけないよう注意する
・ 骨の部分を固い筋肉と間違えて押さないよう気をつける
・ 必ず爪を短く切ってからケアするようにする
こうした基本ポイントを押さえながら、ここでは頭痛と生理痛の予防&軽減に効果的なトリガーゾーンケアの例をご紹介します。ぜひ試してみてください。
[頭痛の解消に役立つトリガーゾーンケア]
◇ 親指でこめかみ周辺の筋肉をもみほぐす
こめかみ周辺を手で探り、固くなっている筋肉、気持ちいいと感じる部分を両親指で左右同時にもみほぐす
[生理痛の解消に役立つトリガーゾーンケア]
◇太ももの内側を肘で刺激する
1. あぐらをかいて片脚だけを伸ばす
2. 肘に体重をかけながら、曲げたほうの脚の太ももの内側をソケイ部(ももの付け根)から膝まで押して刺激する
3. 伸ばす脚を替えて同様のケアを行う
Wellness Q & A コーナー
- Q1 トリガーゾーンケアはお肌のトラブルにも有効なの?
- Q2 トリガーゾーンケアは片頭痛にも有効なの?