くっきりボイスモードの
聴こえ方の検証

「くっきりボイス」モードとは
加齢などにより低下した高音域の聴力をカバーするために、高音域の音量を増幅。また、音声の聴きとりやすさに影響が小さい低音域の音量を抑えています。そのためTVの内蔵スピーカーよりも、さらにくっきりした音に。
※kikippa イヤホンをご利用の場合は、専用アプリのダウンロードが必要です。

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kikippaのくっきりボイスモードを用いた
音声の聴きとりやすさに関する試験結果
音声の聴きとりやすさに関する試験結果
年齢とともに進行する聴こえづらさに対応した、くっきりボイスモード。
その効果について、通常のTVの内蔵スピーカーと比較実験を実施。
その結果、kikippaはくっきりボイスのON・OFF問わず、通常のTV内蔵スピーカーと比べて、
TVから流れる音声の聴きとりやすさ※を改善することが確認できました。
さらに、くっきりボイスON>OFF>通常のTV内蔵スピーカーの順に、音声の聴きとりやすさ※
が高い傾向にありました。
※音声の聴きとりやすさとは、日本語単音節聴き取り試験の正答率(語音明瞭度)を指します。

難聴のない方(聴力レベル25dB未満)と軽度難聴以上の方(同25dB以上)とで結果を比較したところ、聴こえづらさ(聴力低下の度合い)によらず、kikippaはくっきりボイスのON・OFF時ともに、通常のTV内蔵スピーカーと比べて、 TVから流れる音声の聴きとりやすさを改善しました。
また、くっきりボイスモードをONにした方が、OFFの時よりもさらに音声の聴きとりやすさが改善できるとわかりました。
さらに、軽度難聴以上の方では、難聴のない方と比べ、くっきりボイスONによる音声の聴きとりやすさがより大きく向上し、くっきりボイスモードの効果をより強く受けられることも確認できました。

(試験条件)
60歳以上の男女45名に対して2024年国内売上上位の32型TV 3機種と比較を行った聴取試験を実施(2024年10月)。TV内蔵スピーカーとkikippaスピーカーより日本語音声を再生した。音声はNTT・東北大 親密度別単語了解度試験用音声データセット(FW03)の単音節音声100音をラウドネス校正したもの。再生音量は音声と等価騒音レベルを合わせたスピーチノイズで校正。1条件あたり100音をランダム再生。話者4名(男性2名、女性2名)もランダム。示している結果は100音節の正答率。聴力レベルは良聴耳の3分法。
調査委託先:株式会社マクロミル
文献:日本音響学会聴覚研究会資料, Vol.55, No.1, H-2025-2, pp.5-10 (2025).
