皮膚トラブルの状態チェック
手のひら・手の甲の小水疱
結果
現在の状態

手のひら・手の甲小水疱しょうすいほう
状態が考えれらます。

手のひら・手の甲の小水疱

皮膚のなか、あるいは皮膚の下に透明な液体が溜まって盛り上がった、いわゆる「水ぶくれ」の状態を「水疱すいほう」といい、直径5ミリ以下のものを「小水疱」しょうすいほうと呼びます。水疱の液体はおもに血液の液体成分(血漿)や細胞成分から成りますが、とくに血液を含んで赤く見えるものを「血疱けっぽう」といいます。
身体の一部に炎症がおきると、血管とその周りの組織とのあいだで水分や栄養分などの移動が活発になるため、それらの液体が皮膚の下に留まり水疱ができます。
水疱の表面に張りがない「弛緩性水疱しかんせいすいほう」は破れやすく、パンと張っていて被膜が厚い「緊慢性水疱きんまんせいすいほう」は、皮膚の下にできている場合が多いので破れにくいという特徴があります。

小水疱のときに気をつけること

小水疱がみられるときには、かきむしって潰すことのないように注意しましょう。

部位別のアドバイス

患部が手のひら・手の甲の場合は、ハンドクリームなどでスキンケアをまめに行いましょう。爪を短くしておき、寝る際は手袋をつけるのもよいでしょう。

考えられる対処法について
ステロイド外用剤(塗り薬)での自己対処 医師に相談

今後の進行の可能性

  • 手のひら・手の甲の膿疱
    膿疱 膿疱のうほう
    皮膚のなか、あるいは皮膚の下に白や黄色みがかった膿が溜まって盛り上がった状態を「膿疱のうほう」といいます。
    細菌感染によってできる膿疱と、何らかの原因で白血球が移動したことでできる膿疱(=無菌性膿疱)があり、無菌性膿疱が多発する状態を「膿疱症」と呼びます。
    また、皮膚の下にできた空洞のなかに膿がたまっている状態を「膿瘍のうよう」といいます。
  • 手のひら・手の甲の湿潤
    湿潤 湿潤しつじゅん
    水疱すいほう(水ぶくれ)や膿疱のうほう(膿をもった水ぶくれ)が破れて表皮がなくなり、分泌物で湿った状態を「湿潤しつじゅん」といいます。糜爛びらん潰瘍かいようなどが相当します。
    糜爛びらん」とは表皮が失われた状態であり、そのほとんどが赤みを帯び、染み出た液体によってジュクジュクと湿っています。
    湿潤しつじゅんが皮膚の奥にある組織にまで達すると、皮膚が崩れてえぐれる「潰瘍かいよう」になります。
  • 手のひら・手の甲の結痂
    結痂 結痂けつか
    患部から出た液体や膿が皮膚の表面に固まってくっついた状態を「結痂けつか」といい、固まったものを「痂皮かひ(=かさぶた)」と呼びます。
  • 手のひら・手の甲の落屑
    落屑 落屑らくせつ
    皮膚の表面に角層が異常に蓄積することで、正常な状態よりも厚くなってうろこ状の白色片を生じることを「鱗屑りんせつ」といいます。
    この鱗屑が皮膚からはがれ落ちることを「落屑らくせつ」といい、頭皮でみられる落屑を一般的には「フケ」と呼んでいます。
考えられる対処法について
ステロイド外用剤(塗り薬)での自己対処 医師に相談
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発症してから2週間以上経過している場合や
発症した患部が広範囲に広がっている場合は「医師への相談」をお勧めします。
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