乾燥によるかゆみには
肌の乾燥によるかゆみは、
まずは乾燥をおさえることが重要です。
保湿剤とリンデロンVs軟膏/クリーム/ローションなどのステロイド外用剤の併用により、乾燥によるかゆみの症状が改善されることがあります。
ステロイドとは
ステロイドは、もともと人の体内の副腎という臓器で作られる副腎皮質ホルモンです。これを人工的に合成した薬がステロイド剤で、生体内のホルモンと同様、炎症、免疫、アレルギーを抑える働きがあります。
ステロイド剤には、外用剤(塗り薬)のほかにも内服剤(飲み薬)、注射剤、吸入剤、坐剤など、多くの種類がありますが、全身性の症状ではない局所的なしっしん、皮ふ炎、かゆみ、じんましんなどに最もよく使われるのが外用剤(塗り薬)です。


ステロイドの働き
ステロイドは、表に示すような作用により、しっしん、かゆみ、赤みなどの炎症を抑える働きがあります。
抗炎症作用 | 細胞の中で炎症を起こす物質を作らせないように働き、 炎症そのものを抑えます。 |
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細胞増殖抑制作用 | 炎症反応を引き起こす細胞の数が増えないようにします。 |
血管収縮作用 | 炎症部位の血管をひきしめることにより、患部の赤みを鎮めます。 |
免疫抑制作用 | 体内で抗体が作られにくくし、炎症を引き起こす免疫系の働きを弱めます。 |
RD HPスキンクリームの働き
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- 保湿作用
- 角質層に浸透し、水分を補います。また、 硬くなってしまった角質に染み込み、柔らかさを保つので、肌の表面を覆い、水分が蒸発するのを防ぐ効果があります。
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- 抗炎症作用
- 炎症が起きたときにその炎症を鎮める作用です。皮膚の赤みや腫れ、痛みや痒みなどを和らげる効果があります。
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- 皮膚修複作用
- 血行を促進し、肌の新陳代謝を促進することで、傷ついた皮膚を修複する効果があります。
RD HPスキンクリームを塗って、
2〜3日しても症状の改善が見られない場合や
以下のようなときは、リンデロンVsなどのステロイド外用剤の併用を試してみましょう。
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乾燥肌が悪化し湿疹などが
できている場合 -
強いかゆみや
炎症などがある場合
併用の場合の塗り方
先に塗る面積の広いRD HPスキンクリームを塗り、後からステロイド外用剤を湿疹等の患部のみに塗りましょう。先にステロイド外用剤を塗ってから保湿剤を塗ると、塗る必要のない皮膚にまでステロイド外用剤を塗り広げてしまう可能性があります。
- RD HPスキンクリームの
使い方 -
- 使用上の注意
- 保管および取り扱いの注意
- 塗り方のポイント
- 乾燥によるかゆみには
保湿剤の正しい使い方動画

ジャータイプの使用量の目安と塗り方
