頭痛・生理痛はなぜおこる?

日常生活に支障をきたすこともあるつらい頭痛。現在、頭痛の発生メカニズムははっきりと解明されていませんが、主な頭痛の原因としては血管の拡張や筋肉のコリ、睡眠不足、ストレス、脳の病気などが考えられています。
血管の急激な拡張によっておこる頭痛としては「片頭痛」が、また、筋肉のコリによっておこる頭痛としては「緊張性頭痛」が代表的ですが、実際には、睡眠不足やストレス、アルコール摂取、歯のかみ合わせなどいろいろな原因が組み合わさってさまざまな頭痛が生じてきます。
いままでに経験したことのない頭痛や、突然起こった激しい頭痛、手足のしびれや言葉のもつれを伴うような頭痛では、重大な病気のサインである可能性がありますのですぐに医師の診断を受けることが重要です。
生理痛は月経時におこる下腹部や腰の痛みなどです。出血の際には子宮の筋肉が収縮してポンプのような役割を果たします。この収縮時の痛みが生理痛です。

頭痛・生理痛はなぜおこる?
以下の頭痛ではかかりつけの医師へ相談しましょう。

1. 突然起こった激しい頭痛
2. 高熱を伴っている頭痛
3. 手足の麻痺や歩きにくさ、話しにくさを伴っている頭痛

痛みをやわらげるには?

緊張型頭痛の場合、血行を良くすれば痛みは軽減されることがあります。そのためには、正しい姿勢を保ち、長時間同じ姿勢をとり続けない、ときどき休憩するなど、肩や首の筋肉を緊張させないような生活習慣を心がけましょう。ストレッチは筋肉の緊張をほぐし、症状をやわらげるだけでなく、頭痛の予防にもなります。

頭痛をやわらげるストレッチ

肩こりを解消する体操が、頭痛にも効果的です。

首まわし体操
後ろを見るように、首をゆっくり左右に回す運動を10回繰り返す。

首まわし体操

首筋を伸ばす
右手で頭を持ち、左手を太ももの下に入れ、ゆっくりと頭を上方に引っ張るように伸ばす。無理のない姿勢で止め、そのまま10秒間保ち、反対も同じように行う。

首筋を伸ばす
片頭痛は、暗い部屋に横になり、痛む部分を冷たいタオルなどで冷やすと良いでしょう。片頭痛を引き起こす誘因は、空腹、寝すぎ・寝不足、精神的なストレスなどです。これらをできるだけ避けることが予防につながります。
生理痛をやわらげるには、月経血がスムーズに流れるよう冷えやうっ血に注意して、子宮の筋肉にあまり負荷をかけないようにすることが大切です。できるだけ下腹部にゆとりのある暖かい服装を心がけ、入浴して手足を温めるなど、体の血液の循環を良くさせるだけでも効果的です。また、ウオーキングやストレッチなどの軽めの運動は、気分をリフレッシュし、痛みを軽減する効果もあります。

食生活でも痛みの緩和を

毎日の食事の中にも頭痛・生理痛を緩和させる方法があります。
緊張型頭痛の予防には、体を温めるのが第一です。保温作用に優れたショウガがおすすめです。片頭痛の予防には、ビタミンB2やマグネシウムが含まれる大豆が良いといわれています。
一方、頭痛を誘発するといわれているチョコレート、赤ワイン、チーズ、コーヒーなどのカフェイン飲料は控えるのが無難です。
生理痛にはまず、体を冷やさない工夫が大切です。冷たい飲み物はできるだけ避け、日本茶やスープなど芯から体を温めてくれる飲み物が最適です。

なかなか痛みが解消しないときは?

あれこれ試してみたものの、なかなか痛みが消えず、日常生活や仕事に支障が出てきた場合は、市販の鎮痛薬を上手に活用しましょう。
服用する際には、使用上の注意をよく読み、用法・用量を守ることが大切です。
鎮痛薬には、含まれている成分によって「ピリン系」と「非ピリン系」があります。
ピリン系鎮痛薬の特長は、即効性に優れ、強い痛みに効果があることです。ただし、体質によっては、まれですが、ピリン・アレルギーをおこすことがあります。
非ピリン系鎮痛薬は、中程度までの痛みによく効果を発揮します。
「ピリン系」と「非ピリン系」のどちらの場合も、アレルギーや併用薬などについては、薬局・ドラッグストアなどで相談することがおすすめです。痛みの度合いや症状に応じて、鎮痛薬を上手に使い分けしましょう。

関連製品


 

・頭痛・肩こり痛・熱に

 セデスV【非ピリン系】

・頭痛・歯痛・生理痛に

 新セデス錠【非ピリン系】

・頭痛・生理痛・歯痛に

 セデス・ハイ【ピリン系】

・頭痛・生理痛・歯痛に

 セデスキュア【非ピリン系】

関連情報


 

・Wellness Styling Net(2005年11月)

 トリガーゾーン・セルフケア

・Wellness Styling Net(2005年7月)

 生理痛セルフコントロール術

・Wellness Styling Net(2005年3月)

 ウェルネス女性専科