選べる軟膏、クリーム、ローション
軟膏、クリーム、ローションの3つの剤形について
リンデロンVsには軟膏、クリーム、ローションの3つの剤形があり、塗る部位や患部の状態に合わせたものを選ぶことができます。
軟膏
クリームと比べて刺激が少なく、皮膚の保湿・保護作用が高いため、もっとも頻繁に使用されています。
湿潤した患部から乾燥した患部まで、様々な状態の患部に使用できますが、べたつき感があるのが特徴です。
クリーム
乳化剤を用いて水分のなかに油脂の微粒子を混濁させたもので、べたつきが少ないのが特徴です。伸びがよく、軟膏のべたつきを避けたい場合に向いていますが、湿ってジュクジュクしている患部には刺激となることもあるため、適していません。
ローション
液体に薬を混ぜたもので、塗ったあとに水分が蒸発して表皮に残る薬剤の効果が期待されます。若干の刺激性があるため、湿ってジュクジュクしている患部には適していませんが、軟膏やクリームが塗りにくい有毛部などへの使用にも適しています。
軟膏、クリーム、ローションの違い
※横にスクロールしてください
軟膏 | クリーム | ローション | |
---|---|---|---|
基剤 | 油 | 水と油を混ぜた乳化剤 | 水と油を混ぜた乳化剤 (※水分量がクリームより多い) |
刺激性 | 弱い。 | 軟膏に比べて強い。 | 軟膏に比べて強い。 |
べたつき | 強い。 | 水を含むので伸びがよく、べたつきにくい。 | 軟膏やクリームに比べて、ベタつきにくい。 |
皮膚吸収 | クリームより遅い。 | 吸収されやすい。 | 軟膏より吸収されやすい。 |
使用に適した患部 | どんな状態の患部にも使える。 刺激性が弱いので肌の弱い人にも使える。 |
主に乾燥している患部に使用。 ジュクジュクした患部、傷がある部分には適さない。 |
軟膏やクリームが塗りにくい、頭皮など有毛部に適している。ジュクジュクした患部、傷がある部分には適さない。 |
長所・短所 | 保湿力が高く、皮膚を保護する。 | さらっとした使用感から夏場は軟膏からの変更使用もある一方、汗で流れやすい。 | 伸びがよく、さらっとした使用感。水分が多く気化しやすいので夏場など汗をかくときのからだにも使いやすい。 |
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