二の腕のブツブツの原因は?
毛孔性苔癬などの
症状と対処法

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半袖の季節になると、二の腕のブツブツが気になりはじめる方も多いのではないでしょうか。触るとザラザラとした独特の手触りが特徴で、子どもの頃からずっと悩んでいるという方も少なくありません。
二の腕のブツブツは「毛孔性苔癬」という皮膚疾患であることがほとんどですが、なかには別の疾患が原因である場合もあります。
今回は、二の腕のブツブツの原因となる疾患についてご紹介します。
毛孔性苔癬とは?
二の腕のブツブツの原因として最も多いのが、毛孔性苔癬です。毛穴のある位置に1〜2mmほどのブツブツ(皮疹)がたくさんできる皮膚疾患で、「毛孔性角化症」とも呼ばれます。感染性はなく、ほかの人にうつることはありません。
毛孔性苔癬の原因
毛孔性苔癬は、毛穴の奥にある毛包の細胞が、異常な早さで角化することでおこります。
通常、角質は垢やフケとなってはがれ落ちますが、毛孔性苔癬では角化が急激に進むため、古い角質が角栓(角質のかたまり)となって毛穴に詰まり、かたいブツブツとして皮膚の表面に残ります。
はっきりとした原因は解明されていませんが、遺伝的な要因が関係していると考えられています。また、肥満体型の人や、もともと乾燥肌・敏感肌の人、アトピー性皮膚炎の人も発症しやすいと報告されています。
毛孔性苔癬の症状
二の腕の外側や太ももの前面などを中心に、毛穴のある位置に1〜2mmほどのブツブツ(皮疹)がたくさんできます。通常、左右対称に症状があらわれるのが特徴です。
ブツブツは肌色や薄い赤、茶褐色をしていて、触るとザラザラしています。痛みや強い炎症などはほとんどありませんが、乾燥する時期はかゆみをともなうことがあります。
毛孔性苔癬の症状は子どもの頃から出現しはじめ、思春期を迎える頃にピークになります。その後年齢とともに減少し、目立たなくなることが多いといわれています。
ただし、ザラザラが気になって患部をかいたり、無理に削ったりすると、その刺激によって皮膚に色素沈着がおこることがあります。
毛孔性苔癬の対処法
毛孔性苔癬は、健康に悪影響を及ぼしたり、感染や重度の炎症を引き起こしたりすることはないので、年齢を重ねていくなかで自然に軽快するのを待つことが一般的です。
見た目がどうしても気になる場合は医療機関(皮膚科)を受診しましょう。尿素やサリチル酸を配合した外用薬(角質を柔らかくする作用があります)や、ヘパリン類似物質を配合した保湿剤などが処方される傾向があります。
二の腕のブツブツ、ほかに考えられる疾患は?
毛のう炎(毛包炎)
皮膚の表面にできた傷から黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌などの細菌が皮膚の内部に侵入し、毛包(毛の根本)内で増殖しておこる炎症を「毛のう炎(毛包炎)」といいます。
毛穴のある位置が赤みを帯びたり、真ん中に膿をもった皮膚の盛り上がりがみられたり、痛みを感じたりすることもあります。毛の生えるところであればどこにでもできる可能性がありますが、二の腕に多発することはほとんどありません。
マラセチア毛包炎
マラセチアというカビ(真菌)の一種が毛包内で異常に繁殖しておこる疾患を「マラセチア毛包炎」といいます。
胸や背中、首の後ろなど汗をかきやすい部位を中心に、毛穴のある位置にかゆみをともなう赤いブツブツがたくさんできます。二の腕に多発することはほとんどありません。
アミロイド苔癬
アミロイドと呼ばれるタンパク質が皮膚の内部に蓄積することで、足のすねや前腕部、背中などに数ミリ程度のブツブツがたくさんできる疾患を「アミロイド苔癬」といいます。
患部の皮膚はやや暗褐色になり、かゆみをともなうザラザラとした状態になります。湿疹やアトピー性皮膚炎で慢性的に皮膚をかいていると、その部分がアミロイド苔癬になることがあります。
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