肌がカサカサする!
乾燥肌・乾皮症の原因&対処法
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空気が乾燥する季節は、肌の乾燥によるかゆみや肌荒れにお悩みの方も多いでしょう。肌の乾燥が進行して湿疹や炎症をおこさないためにも、早めの対処が必要です。今回は乾燥肌・乾皮症についてご紹介します。
乾燥肌・乾皮症とは?
乾燥肌とは、肌のいちばん外側にある「角層」に水分を保ち続ける能力が低下し、皮膚が乾燥した状態をいい、「乾皮症」とも呼ばれます。
乾燥肌・乾皮症の症状
肌の乾燥が進むことにより、皮膚表面の角層がポロポロと剥がれ落ちたり、ひび割れたりします。また、皮膚のバリア機能が低下し、少しの刺激でかゆみや肌荒れがおこりやすくなります。
かゆみをともなう場合は、掻きむしることで湿疹ができたり、細菌が侵入して感染症を引きおこしたりするケースも少なくありません。
乾燥肌は全身どこでもおきる可能性がありますが、手足に生じやすく、特にすねやひじ、手の甲などの、もともと皮脂の分泌が少ない部位におこりやすいとされています。
乾燥肌・乾皮症の予防・対処法
- 保湿をする
- 洗顔後や入浴後には、肌を刺激する成分を極力含んでいない(低刺激、敏感肌用など)、保湿作用のあるクリームや薬用ジェルを使って保湿をし、肌にうるおいを与えましょう。
保湿効果が高くべたつきも少ないヘパリン類似物質配合の保湿剤は、乾燥肌の改善に適しています。
乾燥肌には保湿剤。でもその塗り方、合っていますか? - 市販薬で症状をおさえる
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かゆみや炎症をともなう場合は、ステロイド外用剤(塗り薬)で治療するのも有効です。自分の症状に適したステロイド外用剤(塗り薬)がわからない場合は、薬局・薬店の薬剤師、または登録販売者に症状を伝え、相談してみましょう。
保湿剤と併用する際には、塗る面積の広い保湿剤を先に塗り、後からステロイド外用剤(塗り薬)を患部だけに塗りましょう。正常な皮膚にまでステロイド外用剤(塗り薬)を塗り広げてしまうことを防ぐためです。
薬局・薬店で購入したステロイド外用剤(塗り薬)を5~6日使用しても改善がみられない場合は自己判断で使用を続けず、医療機関(皮膚科)を受診しましょう。