• 薬局・薬店で相談できる皮膚トラブル

乾燥肌には保湿剤。でもその塗り方、合っていますか?

空気が乾燥するこの季節。顔だけではなく、手指やすね、背中などにもかゆみや肌荒れが生じ、お悩みの方も多いでしょう。

乾燥肌とは、肌のいちばん外側にある「角層(かくそう)」に水分を保ち続ける能力が低下し、皮膚が乾燥した状態をいいます。皮膚が乾燥すると皮膚のバリア機能が低下し、少しの刺激でかゆみや炎症がおこりやすくなります。

皮膚が乾燥すると皮膚のバリア機能が低下し、少しの刺激でかゆみや炎症が起こりやすくなるのです。

乾燥肌を改善するためには、洗いすぎない、垢すりなどで角質を破壊しない、エアコンや暖房による湿度の低下を避けるために加湿するといった、生活習慣や室内環境を整えることのほかに、保湿剤によるケアも有効です。

保湿剤の正しい使い方・塗り方を知って、効率的なケアを目指しましょう。

「保湿剤」といっても、用途や効果はそれぞれ

薬局・薬店などで買える保湿剤には、ワセリンやオリーブ油のように、皮膚の表面に油膜を作って覆うことで体内からの水分蒸発を防ぎ、角質を柔らかくするもの、ヘパリン類似物質やヒアルロン酸のように、水分子と結合して保湿効果を高めるもの、尿素やアミノ酸のような天然保湿因子、多質細胞間脂質であるセラミドなどがあります。効果はそれぞれですから、ご自身の肌状態にあわせて、適したものを選ぶようにしてください。

保湿剤は少なくとも1日2回。1週間以上の連用を

保湿剤を塗る目安は少なくとも1日2回。塗り始めの初回は多めに塗り、連用するにしたがって塗る量を減らしていくとよいでしょう。強い力ですり込むように塗ると、肌を傷つけてしまうことも。保湿剤を塗るときは、やさしく伸ばすようにしてください。

症状が落ち着いたからといって、数日で保湿剤の使用をやめてしまわないよう、少なくとも1週間は塗りましょう。

また、入浴や洗顔、手洗い後には肌から水分が逃げてしまうため、すぐに保湿することを心がけましょう。水仕事が多い場合は水に流れない「油性クリーム」を選ぶなど、ご自身の生活環境に合わせたケアが大切です。

ステロイド外用剤(塗り薬)と併用する場合は

かゆみや炎症を伴う場合は、ステロイド外用剤(塗り薬)で治療するのも有効です。
保湿剤と併用する際には、塗る面積の広い保湿剤を先に塗り、後からステロイド外用剤(塗り薬)を患部だけに塗ると、ステロイドを塗る必要のない正常な皮膚にまで広げてしまうことを防ぐことができるとされます。

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