発疹とは
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目で見たり手で触れることでわかる皮膚の様々な変化を「発疹」と呼んでいます。つまり、発疹とは何かしらの病気を指すのではなく、“皮膚に変化が出ている”状態を示すため、症状には色や大きさ、形や質感など、さまざまな種類がみられます。
発疹の種類
代表的な4つの症状を以下に挙げます。
紅斑(赤み)
皮膚の表面に近い血管の拡張によって皮膚が赤くなった状態をいい、虫さされなどによくみられる症状です。
皮膚の表面は盛り上がらず、色だけが赤く変化しているものを「紅斑」といいますが、丘疹(ブツブツ)、水疱(水ぶくれ)、膿疱(膿をもった水ぶくれ)などが周囲にみられる紅斑はとくに「紅暈」と呼びます。
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丘疹(ブツブツ)
皮膚の表面が小さく盛り上がった状態をいい、かぶれ(接触皮膚炎)などによくみられる症状です。
直径1センチ以内のものを「丘疹」といい、直径5ミリ以下の小さなものを「小丘疹」と呼びます。
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小水疱(小さな水ぶくれ)
皮膚のなか、あるいは皮膚の下に透明な液体が溜まって盛り上がった状態を「水疱」といい、直径5ミリ以下のものを「小水疱」と呼びます。小水疱はあせもなどによくみられる症状です。水疱の液体はおもに血液の液体成分や細胞成分から成りますが、とくに血液を含んで赤く見えるものを「血疱」と呼びます。
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膿疱(膿を持った水ぶくれ)
皮膚のなか、あるいは皮膚の下に白や黄色みがかった膿が溜まって盛り上がった状態をいいます。
また、皮膚の下にできた空洞のなかに膿がたまっている状態を「膿瘍」といいます。
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発疹の進行
皮膚に現れる症状の強さや経過もさまざまですが、発疹の多くは「湿疹三角」に沿って進行します。
こちらから、ご自身の患部の状態を知り、
対処法がチェックできます。